み仏の教えの基本

四諦

み仏の教えの基本は「四諦(シタイ…4つの真理)」です。

苦諦(クタイ)
本的に脱しない限り、この世で地獄を見たり修羅になって争ったりするだけでなく、死後そうした世界へ再生する輪廻転生から抜け出られない」ということです。
集諦(ジッタイ)  苦には原因があるということです。原因の最たるものは、真理が観えない状態すなわち無明(ムミョウ)です。
滅諦(メッタイ) 原因を滅すれば結果も出ないということです。 無明という原因を滅すれば、苦という結果は出ません。
道諦(ドウタイ) 無明を滅する方法があるということです。それが、八つの正しく聖なる道すなわち「八正道(ハッショウドウ)」です。

八正道

「八正道」は人間の根底にあるみ仏の心を発揮させる聖なる道なので、「八聖道(ハッショウドウ)」とも書きます。

正見(ショウケン)
正しい見解
正思(ショウシ) 正しい思念
正語(ショウゴ) 正しい言語行為
正業(ショウギョウ) 正しい身体的行為
正命(ショウミョウ) 正しい生業(ナリワイ)
正精進(ショウショウジン) 正しい努力
正念(ショウネン) 正しい臆念
正定(ショウジョウ) 正しい心のおさまり

三密

三密とは身と口と意の持つ力のことです。

身密(シンミツ)
業(ゴウ)を作る身体的はたらきではなく、迷いの凡夫からは秘密になっている「み仏の身体的はたらき」です。
口密(クミツ) 業(ゴウ)を作る原語的はたらきではなく、迷いの凡夫からは秘密になっている「み仏の原語的はたらき」です。
意密(イミツ) 業(ゴウ)を作る意志的はたらきではなく、迷いの凡夫からは秘密になっている「み仏の意志的はたらき」です。

私たちは、ともすると、身体で暴力をふるったり、言葉で相手を傷つけたり、心で誰かを憎んだりします。悩み苦しんでいる私たちのいのちのはたらきは、苦を招く三業(サンゴウ)になっています。そうした三業を三密に変える方法があります。

  • 方法を学び実践し、むやみな殺生をしたり、盗んだり、不倫に走ったりしなくなれば、身体はみ仏です。
  • 方法を学び実践し、ウソをついたり、飾り言葉を使ったり、粗暴な言葉づかいをしなくなったり、二枚舌を使わなくなったりすれば、言葉はみ仏です。
  • 方法を学び実践し、際限なく貪ったり、つまらぬ怒りで心を狂わせたり、真理真実に反する考えを持ったりしなくなれば、心はみ仏です。

悩みに直面した時は、救いの道へ導かれる縁の時です。み仏の子である私たちの前には必ず「み仏になれる道」があるのに、普段はなかなか気づきません。しかし、「こっちへ行ってもダメだし、あっちへ行ってもだめだろう。さあ、困った」となってみ仏の前へ出た時、誠心があり正しく導かれれば、必ず新しい視界が開けます。
そこへしっかり踏みこむのが八正道を歩み始めることです。そうすれば、身体的はたらきも、言語的はたらきも、意志的はたらきも、み仏の世界へと向かうのです。
「悩みの時」を、人生の大きな転換点にしていただきたいと願っています。

年齢と運勢

〔 年齢 1 | 10 | 19 | 28 | 37 | 46 | 55 | 64 | 73 | 82 | 91 | 100 〕
 ●● 大凶

大凶です。いわゆる「八方塞がり」です。八方とは八つの方位であり、地上の世界のことです。大小は別として筒に入ったような状況に陥りやすいのですが、むやみと周囲へ手を伸ばそうとして壁にぶつかりもがくことなく、空いている天をめざして目線を上げ、仏神を崇め目上を尊び、謙虚な心になれば、壁は幻のように消えることでしょう。「生みの苦しみ」に遭う機会があるやも知れません。しかし、己を無垢の鏡として「ありのまま」を観、誤った価値観でものごとを逆さまに判断せず、思考停止 の極論に走らなければ、実力に応じた結果が得られましょう。

〔 年齢 2 | 11 | 20 | 29 | 38 | 47 | 56 | 65 | 74 | 83 | 92 | 101 〕
 ○● 半吉

半吉です。忙しい割にはすぐに結果を得られなくとも、焦らないことです。じっと徳を積みましょう。そうした姿は人物を観る眼のある賢者の心を動かし、大きな引き立てを受ける機会をもたらします。仏神へ祈って天運を招き寄せ、交通事故や火難や刃物にかかわる事件事故に気をつけて過ごせば、後にきっと大きな実りを手にすることでしょう。「愛する者と別れる苦しみ」に遭う機会があるやも知れません。しかし、自己中心的にならず、自分の分を守り、自分の役割を果たすよう一心不乱に励めば、それは節理を深く知る貴重な機会になることでしょう。

〔 年齢  3 | 12 | 21 | 30 | 39 | 48 | 57 | 66 | 75 | 84 | 93 | 102 〕
 ●○ 末吉

末吉です。表面を飾りむやみと楽しみを貪れば、ふとした言葉一つで人間関係が崩れたり、つまらぬきっかけで人間性の底の浅さを露呈したりしてつまずきます。何よりも「おかげさま」の心を忘れず「足を知り」、質素倹約を旨として暮らすことです。そうすれば、自分から求めずとも喜びごとに恵まれ、不動明王がご守護くださることでしょう。「飢えに関する死の苦しみ」に遭う機会があるやも知れません。しかし、善悪に迷わず正攻法で行動し、他人のうわさ話や悪口に耳をかさずまっすぐに進めば、家族の信頼と団結が揺るがぬ自信をもたらすことでしょう。

〔 年齢  4 | 13 | 22 | 31 | 40 | 49 | 58 | 67 | 76 | 85 | 94 | 103 〕
 ○● 半吉

運命を大きく転化させるチャンスがあります。旧来のものごとにとわれずに新しい視点を持ち、新しい人間関係を大切にすれば非運にあった人はそれを打開し、幸運にある人はそれをさらに深く大きなものにすることができます。禁物なのは「意地悪」です。他の喜びを我が喜びとする心があれば、踏まれて成長する麦のごとき力が発揮できましょう。「畜生のいのちが粗末に扱われるような苦しみ」に遭う機会があるやも知れません。しかし、じっと「縁の下の力持ち」の心で耐え忍ぶことです。そうして養った脚力は、いざという時の飛躍をきっと可能にすることでしょう。

〔 年齢  5 | 14 | 23 | 32 | 41 | 50 | 59 | 68 | 77 | 86 | 95 | 104 〕
 ○○ 大吉

大吉です。いわゆる「前厄」ですが凶事があるとは限らず、ものごとが明らかになり、虚実・善悪・正邪さまざまな因縁が結果を出します。これまで陰徳積善を実行して来た人には福徳が訪れ、悪事を隠して来た人はそれが露見して苦しむことになりがちです。また、ものごとが集まり・離れる両方の作用が強くはたらくので、良縁を固め、悪縁を断ち切りましょう。「求めて止まない苦しみ」に遭う機会があるやも知れません。しかし、何ごとも八分をもって良しとする「知足」の心と礼節をしっかりと保てば解消できます。一方、真・善・美の追求には意外な追い風が吹くことでしょう。

〔 年齢  6 | 15 | 24 | 33 | 42 | 51 | 60 | 69 | 78 | 87 | 96 | 105 〕
 ●● 大凶

大凶です。いわゆる「本厄」です。自分ではしっかりしていても他人から曲がっているように見られたり、軽い印象を与えたりします。プールの中を歩くようなもどかしさを感じてびっくりするかも知れません。こられはすべて大切な試練です。怖れることなく精進していると、苦労人同士であればこそといった深い信頼関係が生まれ、生涯の友や伴侶に恵まれもしましょう。「老いに関する苦しみ」に遭う機会があるやも知れません。しかし、いたずらに貪らず、高慢になって怒ったり怨んだりせず、道理を忘れずに生きていれば、コツコツと積み上げてきた努力が報いられ、驚くこともありましょう。

〔 年齢 7 | 16 | 25 | 34 | 43 | 52 | 61 | 70 | 79 | 88 | 97 | 106 〕
 ●● 大凶

大凶です。いわゆる「後厄」です。何ごともはかどらず、ウサギのつもりでもカメの歩みしかできないといった流れになりがちです。特に不動産や身内の問題を抱えて長引きやすい時期でもあります。一方で、これまでの経験や古い人間関係が思わぬ役に立つ場合もあります。人々を信じ、女性を尊び、ご先祖様をご供養していれば必ずご来迎を見るような場面が訪れることでしょう。「病気に関する苦しみ」に遭う機会があるやも知れません。しかし、グチはやめましょう。言葉は他人へ向かうと同時に、自分自身へも向かいます。偽り・虚飾・悪口・二枚舌を口にしなければ心が澄み、苦を克服できましょう。

〔 年齢 8 | 17 | 26 | 35 | 44 | 53 | 62 | 71 | 80 | 89 | 98 | 107 〕
 ○○ 大吉

大吉です。新しい局面・人間関係・体験・チャンスなどが次々にやってきます。気持も若々しく積極的になりましょう。大切なのは、それらの虚実を見分けることです。相手は何を目的に近づいて来たのか・単なる思いつきではないのか・あまりに希望的な観測ではないのかなどをよく考え、「よし、これでやろう」と決断したなら思い切って踏み出しましょう。「怨みや妬みに関する苦」に遭う機会があるやも知れません。しかし、仏神のご加護をいただきまっしぐらに進めば、そんなものに負けはしません。結論・結果を急がずに精進すれば、明るい展望が開けましょう。

〔 年齢 9 | 18 | 27 | 36 | 45 | 54 | 63 | 72 | 81 | 90 | 99 | 108 〕
 ○○ 大吉

大吉です。良縁が多く、他から高く評価され、努力は花開き実を結びます。ものごとは多少長引くことがあっても、いたずらに強気にならず不動の信念を持って努力すれば、最後は信用がものを言って成就します。通信や遠方との縁を軽んじてはなりません。もしも大役が回って来たならば、やっかみや中傷を怖れずに引き受け、ご加護を祈って取り組みましょう。「勢いがあり過ぎて起こる苦」に遭う機会があるやも知れません。しかし、正しい方法でじっと心を鎮め、外から来るものに対しても、内から起こるものに対しても惑わされずに対処すれば、それらはすべて大輪の花の養分になることでしょう。
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